木と建築への旅〜高橋正勝のブログ

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zoom RSS バルサの断面〜木の話9

<<   作成日時 : 2009/06/26 02:00   >>

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「木の話8」では市場材で最も重い材を紹介したので今回は最も軽い材を観察しましょう。

「バルサ」は建築材料ではなく、模型材料として馴染みのある材料ではないだろうか。特に模型飛行機の骨組みには軽量で工作し易い丈夫な材料として使われている。絶縁性、断熱性に優れた点を生かした救命具、浮き等の用途がある。

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「バルサ」は気幹比重「0.1〜0.26」と発泡スチロールの様な軽さである。横断面から見ると道管は中くらいから大きい直径で分布は少なく、道管の周りに濃い部分が繊維状仮道管、白い部分が放射柔細胞の列がハッキリと確認できる。

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拡大した横断面から見えるアルファベットはF=繊維状仮道管、P=放射柔細胞、V=道管を示している。繊維と柔組織の壁厚はそれぞれ「1.5〜2.0μm」、「1.0〜1.5μm」であり、壁孔等から高倍率で識別・観察する事が出来る。

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放射断面から道管は単せん孔(上部の「弧」の部分)であり、壁面には円形や楕円形の孔口を持った壁孔が多数観察出来る。道管壁には多数の壁孔があり、放射組織との間に道管放射組織間壁孔には個性的な形態を示すものもある。

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接線断面から大きさの疎らなストローの束の様な放射組織が1〜6列が周縁を取り囲んでいる。右側の道管に円形や楕円形の多数の壁孔と並んで、斜めに細かく走る交互状並列の道管相互壁孔が見える。切断面により見える物が変わる。

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横断面を光学顕微鏡で見る。広葉樹の散孔材でも道管の分布は1ouあたり平均0.6個とかなり少ないのが理解できる。「バルサ」はパンヤ科の樹種でアマゾン上流から中央アメリカ、西インド諸島にかけて分布している。成長が早く、6〜7年で直径60cm、高さ20m程にも成長する。
                            写真:「木材の構造」佐伯浩著より

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