木と建築への旅〜高橋正勝のブログ

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zoom RSS 国際連合大学本部施設〜丹下健三の建築

<<   作成日時 : 2009/07/25 23:49   >>

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国道246号線・通称青山通りの青山学院前に立つピラミッド型の事務所・会議場・住居等を内包した複合ビルである。

1973年に国連総会で採択され、「国際連合大学」として設立された日本で唯一の国連機関の本部である。計画当初から経済的環境に問題があり、東京都による用地提供、建設費は文科省が負担し1992年3月にようやく完成している。

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青山通り側に広場を取り、通りに対して垂直性を確保しながらピロティで連続させた中庭を囲むように低層棟が左右対称に建てられている。高層棟の外観は三層分ごとに段差部分を設け逆Y字型ブレースを構造体として力強く魅せている。

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左右対称の建築は246号線側から見ると中央にメインエントランス、両サイドには中庭に続くピロティの通りが配置されている。正面壁面には国連大学の「ロゴ」が埋め込まれ、竣工後に「UNITED NATIONS UNIVERSITY」が掲げられている。

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中庭から高層棟、低層棟を見る。国道246号線から見えるファサードの4階部分が低層棟へ続き、中庭側では二層分で内側に段形を形成している。ジョンソンの立体を思わせる正四角錐のトップライトを持つ「ライトホール」は地下へと続く。

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トップライトを絡め高層棟を見上げる。外壁は花崗岩打込みの炭素繊維補強コンクリート版で仕上げられている。階段状に上昇させたシンメトリーなピラミッド状の高層棟は国際連合大学本部施設として象徴性と格調を強調している様に見える。

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隣接の「子供の城」側から東西側面を印象付ける三層分を吊る円筒形の構造材を見る。開口部をセットバックさせた壁面門型の中央部に各接合部のピンジョイントと逆Y字型の構造体は象徴性を示すデザイン要素の1つとして表現している。

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国際連合大学本部施設としての目的を遂行する為に出来たこの建築は鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階・地上高層棟14階/低層棟4階、延べ床面積約21.300u、総工事費約118億円の巨大プロジェクトである。構造体のフレーム構成を明確に表現された「国際連合大学本部施設」は青山通り界隈に建つ建築群とは対照的な存在感を示している。

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