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zoom RSS ガス圧接継手〜鉄筋コンクリート造

<<   作成日時 : 2017/07/26 23:55   >>

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鉄筋コンクリート造の現場では作業性・運搬性等を考慮し、一定の長さに切断された鉄筋や折り曲げが必要な場合は加工場等で加工された後の鉄筋が搬入されて各階一層毎に鉄筋の組立工事が行われている。

上下階の柱、横架材の梁で定尺では長さが足りない場合に鉄筋同士を接合する「鉄筋の継手」が必要となり、部位や場所により継手工法が検討されてる。継手の種類としては「重ね継手」、「ガス圧接継手」、「溶接継手」、「機械式継手」が一般的に施工されている工法である。

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鉄筋コンクリート造4階建ての基礎工事ある。コンクリート打設前に行われた配筋検査時の基礎スラブや基礎梁、人通口補強等の配筋を確認できる。基礎スラブの鉄筋には「重ね継手」、高さ1800の基礎梁の鉄筋は鉄筋径により「重ね継手」と「ガス圧接継手」が併用されている。

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基礎スラブの配筋状況を確認する為にリボンロッドを配筋に合わせて縦横に設置する。鉄筋径の小さな住宅では、一般的に施工されるベタ基礎のスラブには「重ね継手」が多用されるが、この現場でも鉄筋径が「D16以下」となるスラブ筋の左右に「重ね継手」を確認する事が出来る。

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基礎梁に見える丸い団子部分が主筋の鉄筋同士を接合した「ガス圧接継手」である。建築工事標準仕様書JASS5「鉄筋コンクリート工事2003」(日本建築学会)ではD35を超える異形鉄筋の「重ね継手」に関する記載があり、主筋となるD19以上には「ガス圧接継手」が採用されている。

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柱と梁では鉄筋同士を突き合わせてアセチレンと酸素で加熱し鉄筋を溶かす事無く赤熱状態として加圧して接合する方法の「ガス圧接継手」を用いられる事が多く、今回の建設現場でも簡易性と経済性等の観点から「ガス圧接継手」が柱の継手(梁も同様)として行われいる。

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ガス圧接継手の工事では、鉄筋径により「一種(25o以下)」「二種(32o以下)」「三種(38o以下)」「四種(51o以下)」の四種類の技量資格に分類されており、公益社団法人日本鉄筋継手協会が発行する「手動ガス圧接技量適格性証明書」を持つ正会員の有資格者が施工している。
 施工後に継手ピースの試験品を第三者機関である一般財団法人日本品質保証機構の関東機械試験所に提出し、試験結果の報告書として各階毎の「試験成績書」を受領し各工程毎に保管する。最終的にはコンクリートの圧縮強度試験成績書、コンクリート品質検査表、建築工事施工写真等をまとめ、完了検査時に検査機関へ「建築工事施工結果報告書」として提出する現場監理の重要な施工資料となる。

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