テーマ:タイルの張り方

タイルの張り方15~アルカサルの庭から

どこか日本でも見たタイルの張り方である。 このスペイン・セビリアに建つアルカサルの邸宅とテラス際のタイルの張り方は「タイルの張り方」の第二回と第三回の張り方と同じである。村野藤吾の横浜市庁舎のエントランスのタイルの張り方と同じところが面白い。 年代としてはこちらの方が遥かに古い建築では有るが、タイルの張り方の継承が見える…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方14

タイルの役物との組合せで、壁を造っている。 タイルは壁のスクラッチタイルが積上げられ、役物タイルで笠木などを納めている。上部の納まりは曲面なので交点が難しい。今ではこんな納まりの工事現場は殆ど見ることは無いだろう。 この壁は手摺の高さで、厚みを持って仕上げられている。東大キャンパス内で良く見かける旧校舎の標準的な手摺壁に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方13

金色のタイルが煌びやかな空間を演出している。 エントランスホールの壁一面に帯状に、この金色のタイルが煌びやかに貼ってあり、コンクリート構造体の灰色と赤色・紺色がこの色を引立たせている。上下のモールディング(役物タイル)がかなりの手間をかけて貼られており、平タイルのプレーンな面に光が当たり、豊かな表情を見せている。 横に約…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方12

東京文化会館のエントランスホールの床タイル張りである。 床は大きく格子状に赤御影石で枠組みされており、その中に磁器質タイルのグレー系、ベージュ系、ブラウン系の直角三角形と二等辺三角形をパターン化して、色目のタイルをランダムに集中して張込んで仕上げているのだろうか? エントランスホール内の壁面にゴールド色のタイルが、二階の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方11~テラゾータイル

「タイルの張り方」とは言えないが、正方形テラゾタイルとしてみて見よう。 もともとの「テラゾ」はメッシュを入れたモルタル下塗りの上に、天然石などの砕石を白色セメントと混ぜ合わせて塗り込み、固まってから研ぎだしたり磨きだしたりして表面を艶の有る仕上げにしたものである。基本は現場テラゾであったが、現場工程に時間が掛かるためセメント系の正…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方10~短尺と長尺

縦張りに長尺タイル、横張りに短尺タイルを内外部に渡りポイントして張っている。 長尺タイルはタテ芋目地、短尺タイルは馬踏み張りで外壁から内部壁へ通して張られている。神奈川県庁新庁舎の巨大なコア部分に全面に張られているので、短尺タイルを基本ベースとして長尺タイルの全体のバランスを検討して張られている。 開口部でタイルを切られ…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方9

覆輪目地だと思ってよく見ると目地は鋳物フレームとモルタル塗りだった。 ホテル・ニューグランドのエントランス部分のタイル壁である。鋳鉄製フレーム(当時の乾式工法?)を目地としてタイルを張り込み、フレーム目地の上からモルタルを塗り込み「覆輪目地」の様に見せているのだろうか? 左右を見比べると違いが明らかである。右側はモルタル…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方8~スクラッチタイル

旧日本綿花横浜支店のタイル壁です。 タイルにも色々な種類があるが、このスクラッチタイルのスクラッチは英語の「scratch」で「引掻く(to rub or mark a surface with something hard or sharp)」タイルのことである。日本で最初に使用された例は1923年(大正12年)フランク・ロイド…
トラックバック:3
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方7~サン・マルコ寺院

金箔が剥がれているように見えませんか? イタリア・ヴェネツィアのサン・マルコ寺院内の壁は色とりどりのモザイクタイルや金箔で仕上げられている。味のある壁を注意深く見ると、金箔がところどころ剥がれているではないか?このモザイクタイルの張り方は大変根気のいる工事であるが、西欧では珍しい仕上げ(金箔を使うことは別にして)ではないのだが、、…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方6~村野藤吾のタイル張り

横浜市庁舎の壁です。注意深く、よく見てくださいね! 建築家・村野藤吾設計による横浜市庁舎の煉瓦タイル壁であるが、注意深く眺めていると気が付かないだろうか?目地はごく普通の「平目地」であるが目地の深さを出して陰影をつけているし、タイルの張り方に違いがあるのが判る。色の違う長尺タイルをランダムに貼っており、大きさ(タイル長さ)が違って…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方5

ユニットバスに対抗して、やっぱり住宅の浴室はタイルで仕上げます。 ユニットバス全盛の時代に、敢えて現場造作の浴室を造っている。最近では、メンテナンスや寒暖・工期の問題などでハウスメーカーを中心にユニットバスが施工現場で設置されている。それなりの金額を出せばかなり良いものもあるが、今のところ、コストパフォーマンスやデザイン性から総合…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方4

このタイルの張り方は「馬踏み張り」で「覆輪目地」仕上げである。 横浜日本大通りに建つ、建築家・遠藤於莵(えんどうおと)設計による三井物産横浜ビル倉庫の外壁タイルである。一部剥離していたものを補修したと思われるが、最近余り見かけない「覆輪目地」(「ふくりんめじ」と読む)で施工されており、新旧の目地の違いを写真にとって見た。東京駅駅舎…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方3

横浜市庁舎の玄関ポーチの床・タイル張りです。 タイルの張り方2は壁に煉瓦タイルを積み重ねていたが、ここでは床に同じパターンを見ることが出来る。タイルの張り方に関しても全て村野自身が指示していたと思う。 このタイルの張り方が庁舎棟と議会棟の繋ぎである市民広場に続いている。市民広場の空間は床の色と照明の明るさを抑え気味にして…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方2

タイルの張り方・積み方にも色々なパターンがあるが、誰が指示をしてこんな積み方を決めたのだろうか?今は確認できない。 南仏のある街中で見かけた煉瓦積みの壁である。なかなか手間の掛かる張り方だと思うが、手間の掛かる仕事に誇りを持っている職人気質を感じてしまう。上部の見切り煉瓦には斜めにカットがされて出幅木的な綺麗な納まりになっている。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

タイルの張り方

 ある年の正月明けに、エールフランスでパリ経由でニースまで辿り着く。タクシーに乗り宿泊先のホテルに着いたのが夜10時になる頃だった。 今回の旅をスタートする拠点をホテル・ネグレスコにした。計画は3日間をここに宿泊し、ミラノへ移動して3日間を過ごしパリ経由で帰る予定である。ホテルのバスルームである。このタイル、洗面台は日本人の感覚で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more